朝日新聞記者によりK・Yと落書きされた珊瑚礁
事件関係者の処分
記事関係者の処分
「サンゴ写真 落書き、ねつ造でした 深くおわびします 」平成元年(1989年)5月20日朝日新聞朝刊第一面
サンゴ写真 落書き、ねつ造でした 深くおわびします

5月15日付処分
関係者三人祖罰、東京本社編集局長、同写真部長を更迭

5月19日付処分 撮影を担当した東京本社写真部員本田嘉郎を退社処分(懲戒解雇)
本田の行動に気がついていた西部本社写真部員村田昇は停職三カ月
監督責任、出稿点検不適切などで専務取締役・編集担当中江利忠、
東京本社編集局次長兼企画報道室長桑島久男、西部本社写真部長江口汎、
東京本社写真部次長福永友保はそれぞれ減給
西部本社編集局長松本知則は譴責と処置されました。


一柳東一郎社長が辞任
「一柳社長が辞任 サンゴ事件で引責 後任に中江専務 朝日新聞社」平成元年(1989年)5月27日朝日新聞朝刊第一面
一柳社長が辞任 サンゴ事件で引責 後任に中江専務 <strong>朝日新聞</strong>社

二十六日取締役会
沖縄・西表島沖のアザミサンゴに本社カメラマンが傷をつけた事件について、
社としてのけじめをつけるため、 一柳東一郎社長が責任をとって辞任し、
後任社長には中江利忠代表取締役・専務 (編集担当兼国際担当・アエラ発行室長)
が昇格することになりました。


朝日最高幹部が沖縄県庁などに謝罪
横柄な態度の朝日最高幹部が全国放送される
別冊宝島237『新聞の病気』

事件発覚後に朝日の最高幹部が沖縄県庁など関係当局におわびに行った時のことだ。
普通ならおわびというのは背筋を伸ばして、手をつき、足をそろえて神妙に頭を下げるべきもの。
ところが、どういうわけか、その朝日新聞幹部氏はソファーに深々と座り、手を後ろにやって、
のけぞるようなポーズを取っていた。しかも間が悪いことにテレビ取材のカメラが回っているのに気づかなかった。
当然、このシーンは全国放送され、また、抗議が殺到したのだ。「ぜんぜん謝っていない。あの横柄なポーズは何なのか」。

□内すべて引用です。

自分たちが行った捏造記事で珊瑚礁に傷を付け、その罪を人になすりつけようとして。
それに対する抗議の際も窓口の人間に「朝日にかぎって絶対そんなことはない」と非常に乱暴な対応をされたそうだ。
朝日新聞は一部の記者だけに問題があるのではなく、社の体質に問題があるのではないでしょうか



その後の珊瑚礁

珊瑚礁の回復は始まっているようです。(su-san's Blogさんより情報を頂きました。)


扶桑社の教科書にサンゴ事件が取り上げられる

扶桑社教科書
新しい教科書を作る会作製中学生用教科書
扶桑社教科書にさんご事件が取り上げられる

新しい教科書を作る会の作成した中学生用の教科書に珊瑚事件が取り上げられています。

戦時中の新聞と珊瑚事件の新聞を載せて「マス・メディアは常に正しい報道をするとは限らず、 誤った情報で国民をミスリードすることもある。 」と述べられています。